でえくの娘、職人エステティシャンの独り言 - 2008/04/12

でえくの娘の独り言

2008年04月12日(Sat)▲ページの先頭へ
襟を正す・・・「楽園」から。
「作者は、この中で何を言いたかったのか?」
詩や小説を取り上げた国語の授業では、教師はいつも、
上記のように問いかけた。
ちょっと目を逸らし、
「そんなの、本人じゃないから、分からない!」と、
内心、苦々、イラつき、思っていた記憶がある。
教師が滔々と説明する「作者の言いたかったこと」を、
「本当は、違うんじゃないの、本当は!」とも思っていた。
本を読むのは好きだけど、読後感想文を書くことは、嫌いだった。

「楽園」先を読みたくて、読みたくて、
「流覧十過は熟読一過に如かず。」
分かっているけど、先を読みたくて、そして読み終えた。
でも、
物語も終盤近く、第11章に出てきた言葉「襟を正す」
で、目が止まり、その部分を繰り返し読んだ。

「言い訳が多かったから、かしら」

「何でもかんでも自分が自分がと自己主張するくせに、
悪いことや拙いことだけ他人や社会のせいにするなんて、
正しい日本人の考え方じゃありません。
輸入物の思想です。
昔から、日本人は、我が襟を正すという生き方をしてきたんです。」

輸入物の思想かどうかは、日本人がどうかは分からないが、
「襟を正す」と言う言葉に、心惹かれた。
筋立ても面白く、文章も読み易く読後も爽やかで、
とても楽しめたけど、
この「襟を正す」の言葉を、文章を読んで、
「楽園」を読んで良かったなと、思った。

人生も始まったばかりの10代の人間が、
親の年代の書いたものを理解出来るわけないと、今は思う。
10代には10代なりの解釈があり、
親には親の年代の解釈があって良いと思う。
後に読み返して、感じることが違うのも、人生かな。
国語の授業がない今は、
感想のみ、感想だけ、を書く、
読後感想文を書くのが好きになった。


   


大工と書いて、神奈川県の大工の間では、「でえく」と読みます。「おとっつぁんは、でえく、にいちゃんは、じゃり屋、娘は室内土方のエステェティシャン」このページは、由緒正しきガテン系のエステティシャンの独り言、呟きのブログです。


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カレンダ
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