嬉しかった事



2006年10月18日(Wed)
嬉しかった事
甘皮ニッパーは、幾つか持っている。
でも、いつも使うのは、手に馴染んだとても古い二丁。

磨ぎに出すと、
「今、このメーカーはナンバリングしてあるのですが、
ナンバリングが無いと言う事は、相当古いですね」と、
又、「磨げないかも、知れません」言われる。
はい、そうです、多分、昭和の時代に手に入れた。
磨ぎに出すと、最低で1週間の預かりとなる。
すぐに磨いでくれる所を探すが、ない。
1週間使い勝手の悪いニッパーで、
仕事をしなくてはならない。

先週、店の前の通りに、鋏磨ぎの車が止まっていた。
「甘皮ニッパーを、お願いしたい」と言うと、
「俺は高いよ!二丁で、3千円」と、
「それだけの価値は、あるから」とも、言われる。
多分、高いのだとは思うけど、
すぐに出来るのであればと思い、持って行く。

見るなり、出来ないと言われる。
「昔はね、○○さん(ネイル業界の有名な人)のは、
全部やっていたけどね、老眼でね、出来ないのよ。
前は、昼間は出来たけど、今は、昼間でも出来ない。
悪いけどね。」と、言われた。

でも、そう言いながら、磨いでいる。
ペディキュア用のニッパーを磨ぎながら、
「これ、相当、切れないでしょ」と、言いながら、
磨いでいる。髪の毛束を切って、
「切れるようになったよ。切ってみて」と、
ニッパーと、髪の束を渡される。
ニッパーで切ってみると、切れる。

自分が100%満足できない仕事では、
お金は取れないと言う職人さんに出会えた事。
「国家の品格」ならぬ「職人の品格」
有難うございました。

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大工と書いて、神奈川県の大工の間では、「でえく」と読みます。「おとっつぁんは、でえく、にいちゃんは、じゃり屋、娘は室内土方のエステェティシャン」このページは、由緒正しきガテン系のエステティシャンの独り言、呟きのブログです。


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